みなさん、こんにちは。
アトピー完全克服理論
「ノーベル賞レベルメソッド」開発者の
赤嶺 福海です。
皮膚科・小児科が行うステロイド剤治療や、保湿療法の害については、これまで何度かお伝えしました。
今回からは、アトピー関連の話題とは殆ど無関係とされてきた産前・産後に伴う様々なアトピーリスクと、それを生み出す産婦人科の実態について数回に渡り詳しくお話していこうと思います。
VOL-14◆産前処置とストレスの害について
我々は、
生命の誕生の継続で、
数百万年の歴史を作り上げてきました。
生物の種の保存の継続に
受精出産を無視しては、
成り立ちません。
人間もしかり、自然の摂理に沿って、
当たり前に行われてきました。
前回もお伝えしましたが、
産道は、出産間近になると、
胎児にこの社会で生きる条件としての免疫を
移譲する為に多くの乳酸菌を集結させます。
この条件が整備できれば、陣痛が始まるのです。
エンテロコッカス・アビウム、
エンテロコッカス・フェカリス、
エンテロコッカス・フェシウムなどの
乳酸菌を中心に棲息し、
雑菌社会で生き抜くための
免疫基材を胎児へ送り込むのです。
しかし、
最近の出産現場では必ず産前の膣内検査を行い、
陽性が出れば躊躇なく、その大切な産道に抗生剤処置を行います。
(膣内へ直接薬を挿入する膣抗生剤や、
点滴による抗生剤などがこの処置に該当します)
この処置を行うと、確かに雑菌群を排除できますが、
免疫構成に重要な乳酸菌も排除することになります。
膣内検査で陽性反応が出たと告げられれば
確かに心配になり、悪い菌の排除をして欲しくなるでしょうが、
そもそもおしっこをする部位と隣接しているのですから、
膣周囲には必ず雑菌が棲息します。
よほどの特殊な菌でない限り、抗生剤などで排除しなくても
産まれた赤ちゃんは、黒便(胎便)とともに自力排出できるのです。
この安易に行われ過ぎている抗生剤処置がきっかけで、
免疫機能が乱れアトピーを発症する赤ちゃんが年々増加しています。
また、帝王切開でも同様のリスクを負う
可能性が高いことも前回駆け足でお話しました。
この場合は、赤ちゃんが産道そのものを通らないので、
生きるために重要な免疫基材「産道乳酸菌」を受け取ることなく、
分娩室内の空気中雑菌に触れ、さらに産婦人科医の手や
助産師の手の雑菌等に触れます。
初乳を飲む際に、母親の乳首の乳酸菌と接触しますが、
産道に比べれば種類も菌数も少なく、十分な免疫を得ることができませんから、
やはりアトピーを始めとする免疫異常系のトラブルに見舞われやすいのです。
そして、この2つの産前処置同様にアトピーの原因となるのが
母体のストレスと妊娠中の無性交です。
アトピーの方の腸内は乳酸菌が極端に少なくなっていると
以前お話しましたが、実は大きなストレスを受けることでも、
腸内の乳酸菌はダメージを受けます。
この現代社会において、全くストレスを感じることなく
生活していくのは困難かもしれませんが、
妊娠中はできる限り腸内環境によい食事を心掛け、
心身の負担を軽減する術を身につけたいものです。
また、妊娠中はどうしても消極的となってしまう
性交渉ですが、実は粘膜分泌液による産道の浄化作用があるため
定期的に行っていくべきなのです。
もちろん、母体に負担をかけないようソフトに、ですが。
スキンシップを継続することで、夫婦の絆を強め、
互いの心の安定にも繋がりますから大変良いことです。
赤ちゃんは生まれる前からお腹の中で、
お母さんの喜びや悲しみをしっかり理解しています。
夫婦の絆を強めながら、できる限り明るく元気に
ストレスのない環境を意識して出産を迎えましょう。
そして、極力病院処置に頼らずに済むよう、
出産前の遵守事項はしっかり守ることも大切です。
とにかく産前は、腸内と産道を意識しましょう。
腸と産道は繋がっていますからね。
次回は、産後処置におけるアトピーリスクについて
詳しくお伝えしていきます。
発行責任者
一般社団法人 アトポスSP 赤嶺福海
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