アトポス便り No.115号

アトピー性皮膚炎

アトポス便り No.115号

     (2024年12月27日)

もういくつ寝るとお正月~~。っと、あっと言う間の1年、正月に発生した能登大地震、『まさかぁ』と怖い思いをしたことで、今でも多発する小地震でもすぐに防災グッズを持つ癖がついた。正月が来るけど眠れないと思う。被災地は、9月の豪雨災害のダブル被災も復興の手を止めた感もあり、大幅に遅れている。多くの義援金も集まっているので、何より先に手を入れていただきたいのだが、、、被災者の知人も多く苛立たしく思う。

今年の夏は長く本当に暑かった。秋の感覚も短く『弁当忘れても傘忘れるな』の能登の諺の通り、毎日曇天が続いて本格的な冬を迎えることになった。今年の会員報告においても秋の悪化が少なかったような気もする。こんな気象状況だと夏の新号が長くなるのだろうか??、、ま、そんなことはないだろうけど、今年はまじめな会員さんも多く、しっかり理論実践されているからなのだろうっとしておく。

アトピー関連ニュースでは、新薬が軒並み認可され、名前も覚えられないくらい多く発売されている。それも、改ざんされた治験結果で認可され、乳幼児にも使用できることとなった。また多くの被害者が出ることだろう。

当方のサポートにおいては、厳しい症状から調整スタートされた方も多かったが、一応順調に推移しており、卒業された方々も予定通り多かった。その後は、自身で再発しない条件維持をするという処置となり、月2000円程度で維持できる。また、その方々の紹介で当方も推移している感がある。

今回のコラムは、また皮膚科医の薬宣伝プレスの批評などをお知らせします。

◆アトピー性皮膚炎などの「かゆみの治療」をマラソンで例えると?

~ハリー杉山が治療の最前線を医師に聞く~
提供:サノフィ株式会社

【赤嶺コメント】

この二人の対談は、当然サノフィの広告として企画されており、最終的には薬治療で(サノフィはディピクセント)解決しようといういつもの結論というのもお金が動いているので当たり前。ただ、アトピー性皮膚炎という捉え方が重要となる。皮膚科医が得意とする『火事の例え』『マラソンの例え』『登山の例え』がここでも出される。

中島氏曰く『今は新薬にて8合目まで直ぐに行け、残りをいかに頑張るか』というが、いつもの皮膚科医(京都大学皮膚科出身 O皮膚科医)と同様に、全く発症の原因を明らかにせずに、ただただ新薬が新薬がと薬ありきの内容で、どこにゴールがあるか示せないというか、そのゴールを決めるのは患者自身だと、失敗しても自分の責任ではないといういつものスタンスである。O医師は、患者批判もあるが他の医者批判も甚だしい。

京都大学皮膚科医教室の写真を見ると、古い写真なのだろう、しっかりO医師も写っている、、、いつ見ても気持ち悪い顔だ。

皮膚の重要性はある程度理解できているようだが、アトピー性皮膚炎発症の原因、最重要とされる『痒み』の原因も理解していないようで、本当にこの医者で解決するのだろうか?と少し長く診察に行けば予想できる内容となっている。ゴールまで到達した患者を見ていないのだろう、薬で一時的に解決した患者をみて喜びが合うのも理解できる。

准教授報酬とは別に、これだけ多くのお金が口座に入り続けているので、感覚がマヒしているのだろう。一時は、『皮膚常在菌』の研究もされていたのに、何でもう少し深く進まなかったのだろう?

本人もアトピー性皮膚炎だったようなので、少しはステロイド剤の問題や新薬の問題も理解しているだろうから、他の皮膚科医よりは期待したいところだ。

ハリー杉山◎東京生まれ、イギリス育ち。イギリス人の父と日本人の母を持つ。 日本語、英語、中国語、フランス語の4か国語を操る卓越した語学力を持ち、 司会、リポーター、モデル、俳優などマルチに活躍。ラジオ局・J-WAVEでは毎週土曜朝の番組『POP OF THE WORLD』を担当している。芸能界屈指のランナーとして知られ、フルマラソンでは3時間を切る「サブ3」の成績を持つ>
中島沙恵子◎京都大学大学院医学研究科 炎症性皮膚疾患創薬講座 皮膚科兼任 特定准教授。2003年大阪医科大学卒業後、京都大学医学部皮膚科へ入局。2012年、京都大学大学院博士課程修了。日本学術振興会 特別研究員(PD)を経て、2015年より米国国立衛生研究所へ客員研究員として留学。2017年4月に帰国し、京都大学大学院医学研究科皮膚科助教に。2020年5月より同講師、2021 年5月より現職>

【赤嶺コメント】
このサノフィからもかなり頂いているんですね。この解決策のない説得力のない内容で実践した患者が迷路に嵌って、大事な思春期を棒に振ったらだれが責任取るんでしょう、大丈夫ですか?その責任が取れるようになって登場していただきたいと思うね。

■皮膚は体重の約15%を占める「人体最大の臓器」
皮膚といえば「人体を覆う皮」と思っている人が多いかもしれない。しかし、皮膚科医からすると、その認識は正確ではないようだ。まずは、皮膚の大切さを教えてもらった。
ハリー
皮膚は人と接する際にまず目に入りますし、誰にとっても身近な存在ですが、その役割や機能を正しく説明できる人は少ない気がします。人体にとって、皮膚ってなんなのでしょう?
中島
一言で表すと、人間の内側と外側を隔てる臓器です。けっこう重量があり、体重のだいたい15%くらい、体重70kgの人であれば10.5kgです。重さの観点では、「人体最大の臓器」とも言えます。
ハリー
皮膚って「臓器」なんですね! 初めて知りました。
中島
はい。身体を外部から守ったり、体温調節をしたりといった機能を持ちます。人間は皮膚があるから生きていけるのですが、医療的に関心を向ける機会がないと、なかなか「臓器」としては認識しないですよね。
ハリー
そんな大切な臓器である皮膚がかゆくなることは、どんな意味があるのでしょうか?
中島
すごく原始的な機能の話をすれば、たとえば虫刺されなど、「身体によくないことが起きているよ」と脳に教えるシグナルのようなものだと考えられています。

【赤嶺コメント】
ちょっと原始的過ぎますね、、、ここをちゃんと説明しないと、医者は信用されません。末端の対処療法(薬物療法)では克服への道は遠いですよ。最後まで見守れますか?

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【アトピー性皮膚炎などの「かゆみの治療」をマラソンで例えると?】

【プレス批評】アトピー性皮膚炎などの「かゆみの治療」をマラソンで例えると? |赤嶺福海
【プレス批評】アトピー性皮膚炎などの「かゆみの治療」をマラソンで例えると?  ~ハリー杉山が治療の最前線を医師に聞く~ 提供:サノフィ株式会社 ■対談者 ハリー杉山氏 皮膚科医 中島沙恵子医師 【赤嶺コメント】 この二人の対談は、当然サノフィの広告として企画されており、最終的には薬治療で(サノフィはディピクセン...

◆精神的ストレスがアトピー性皮膚炎を悪化させるメカニズムを解明

~ストレスは免疫細胞を狂わせる!~
2024年12月23日 順天堂大学 岡山大学

順天堂大学大学院医学研究科 環境医学研究所の吉川宗一郎 准教授、および岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の浦上仁志氏らの共同研究グループは、精神的ストレスが皮膚アレルギーを悪化させるメカニズムを解明しました。
ストレスは古くからアレルギーのリスクファクターであることが知られていたものの、その分子メカニズムは長らく不明でしたが、本研究により交感神経由来のストレスホルモンが抗炎症性マクロファージ(免疫細胞の一種)のβ2アドレナリン受容体を介して抗炎症機能を低下させ、炎症を悪化させていることを突き止めました。
■本研究成果のポイント
抗炎症性マクロファージのAdrb2にストレスホルモンが作用すると抗炎症機能が弱まるため、皮膚アレルギーが悪化していることがわかりました。
このメカニズム解明によりストレス性の皮膚アレルギー炎症に対する新規治療法開発が期待されます。
■背景
「病は気から」という古い諺(ことわざ)にもあるように、精神的ストレスは自己免疫疾患やアレルギー、がんを含む様々な疾患の増悪や発症に関与することが知られています。特に、アトピー性皮膚炎は古典的な心身症の分類であるHoly sevenの一つにも数えられていたこともあり、その発症や悪化には精神的ストレスが深く関わっていると考えられてきました。
しかしながら、この分子メカニズムについてはまだ十分解明されておらず、長らく不明なままでした。本研究では、このメカニズムを解明するために考案した、独自のストレス負荷プロトコールをアレルギー性皮膚炎マウスモデルに応用することで解析を行いました。
■内容
マウスにストレス負荷をかけた後にアレルギー性皮膚炎を発症させたところ、皮膚炎症の悪化(皮膚の腫れの増大や、炎症を起こす免疫細胞の集積が増加)が再現できました。このアレルギー皮膚炎症の悪化は、交感神経を除去したマウスやマクロファージだけにβ2アドレナリン受容体を欠損するマウスでは観察されないことから、交感神経から放出されるノルアドレナリンと呼ばれるストレスホルモンがストレスによって交感神経活動が亢進したために多量に放出され、これがマクロファージのβ2アドレナリン受容体に作用することで引き起こされていることが示唆されました。
~~中略~~
■今後の展開
今回、研究グループは、特化した治療薬がなく、発症メカニズムも不明であった精神的ストレスによる皮膚アレルギー増悪メカニズムを解明しました。本研究によってストレスが免疫細胞の性質まで変えてしまうことが明らかになったことから、本成果は皮膚アレルギーのみならず、他のストレス関連性の疾患がどのようにして発症しているかを解き明かすヒントにもなると期待されます。また、Caspase-1阻害剤がマウスモデルでは有効であったことから、こうしたストレス性の皮膚アレルギー治療には有用である可能性があり、今後更なる研究を進めていく必要があります。

【赤嶺コメント】
ストレスが掛かると、免疫が過剰となり炎症が起きるということは分かるが、どの部位へ問題が発生して、抗炎症作用弱まり炎症が始まるという。で、免疫細胞を薬で操作して貝絵kつに至るのでしょうか?免疫細胞を薬操作することは、自力で解決することはなくなるということでは?

また、『病は気からか』という諺を西洋医学で引用しますかね。気持ちがプラスとなれば、どんな仕組みで改善するのか、理解させましょう、どうしたら強い気持ちが継続できるのかという指導も必要と思います。

活性酸素の発生とその影響も教えてゆきましょう。あ、分からないか。ご希望があればお教えしますよ。

・・・長文のためこの記事の全文はこちら・・・

【精神的ストレスがアトピー性皮膚炎を悪化させる】

精神的ストレスがアトピー性皮膚炎を悪化させるメカニズムを解明― ストレスは免疫細胞を狂わせる! ― - 国立大学法人 岡山大学
岡山大学の公式サイト。

◆Q&A

【Q】
皮膚炎の主な原因を教えて欲しいです。(知恵袋より)

【ANS】
体内に異物が侵入しようとしていること、体内から異物を排泄させようとすること、皮膚に空気中の雑菌やウイルスなどが感染することなどから発生する痒み感知による掻痒行為で、皮膚粘膜が崩壊し炎症が発生します。
あ、医者は何も知りませんから、診察に行っても時間とお金の無駄です。

◆今月のクイズ

【Q】
人間の体に多くの役割をしている腸内細菌ですが、100兆個とも300兆個とも言われます。このミクロの菌群ですが、合わせるとどれくらいの重量となるでしょう。

【ANS】
① 100~200グラム

② 300~400グラム

③ 500~700グラム

④ 800~1500グラム

※ヒント・・・臓器の肝臓1200g、 心臓300g、脳1300g、肺1400g

◆1月の東京面談会

日時 令和7年1月25日(土)13時00分~17時00分

場所 東京 品川プリンスホテル
面談担当者 赤嶺 福海

面談費用 11000円(60分)
※メルマガ会員は半額 5500円

申し込みは info@atoppos.co.jp (件名 面談申し込み)
03-6869-7538

◆1月の金沢面談会

日時 令和7年1月18日(土)15:00~18時00分

場所 アトポス金沢検査所 面談室(陽菜 ひな)
金沢市伏見新町255 サンピア泉ヶ丘2階

面談担当者 赤嶺 福海

面談費用 11000円(60分)
※メルマガ会員は半額 5500円

申し込みは info@atoppos.co.jp (件名 金沢面談申し込み)
076-280-2930

最後までお読みいただきありがとうございます。

アトピー性皮膚炎治療に携わる医者が『アトピーを治せない5つの理由』
https://note.com/umi293293/n/nd1760903492a
『崩壊する医療』
https://www.atoppos.co.jp/html/30topic.html
『皮膚科医・小児科医・産婦人科医がこの日本を崩壊させる』
https://www.atoppos.co.jp/html/19hifuka.html
『皮膚科医、小児科医の診察・治療は乳幼児虐待だ!』
https://www.atoppos.co.jp/html/21shinsatu.html
『医者の呆れたコメント集』
https://www.atoppos.co.jp/html/28topic.html

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