アトピー性皮膚炎で「補完代替療法使用歴あり」の子どもは重症度が高いと判明 ~成育医療センターほか~
【まずは赤嶺コメント】
表題を見てアトピーの方がすぐに考えるのは、『そうかぁ、民間療法をすると重症化するんだ』という感覚でしょう。なぜ、国家公務員とされるセンター長がこんな表現するんだろうと不思議に思いませんか?
それも、アトピー克服の理論も会得出来ていない医師が、標準治療が良い、医者はもっと説明すべきと言い張るのか。国民の税金で生活している公僕のコメントではない。
そして、最後には少しだけ『因果関係は判らない』と記している。判らないなら、こんな場所で述べるもんじゃないし、勉強されて国家公務員の仕事に邁進しなさいって言いたいし、製薬会社からの金は返金しなさいと言いたい。そして、製薬会社との金銭関与が無くなって、我が子がアトピーになったときにどうするかという判断で述べなさい。っていいたい。
下記にこの大矢センター長が3年前懐に入れた金額と、製薬会社の名前が出ていますのでまずはご覧ください。
◆(QLifeProの記事)
繰り返す症状悪化などへの不安から、補完代替療法を使用する患者も国立成育医療研究センターは、アトピー性皮膚炎において補完代替療法(民間療法など)の使用歴の有無が、その後の重症度やQOL(Quality of Life、生活の質)にどのような関連があるのかを調査した結果を発表した。
これは、同センターのアレルギーセンター大矢幸弘センター長、山本貴和子氏、佐藤未織氏らのグループによるもの。研究成果は、「Journal of Dermatological Science」に掲載されている。
補完代替療法は、一般的に従来の通常医療と見なされていない、さまざまな医学・ヘルスケアシステム、施術、生成物質などの総称で、アトピー性皮膚炎のガイドラインでは、標準治療として推奨されていない。
しかし、アトピー性皮膚炎の患者は、標準治療(特にステロイド外用薬)や、アトピー性皮膚炎の症状悪化の繰り返しに不安を持ち、補完代替療法を使用することがある。
【赤嶺コメント】
何故、補完代替療法に進むかという要因が重要です。それより、これまでステロイド剤療法を何人行って何人が克服したかを調査する方が先ですよね。さらに、補完代替療法を何人が行って何人が克服したかの調査をされる方が、読者(アトピー患者・ステロイド剤被害者)は判り易いですよ。
そこで研究グループは、アトピー性皮膚炎の小児患者の補完代替療法使用歴と、アトピー性皮膚炎に関する重症度やQOLなどとの関連を明らかにするため、調査を行った。
補完代替療法の使用歴ありのグループでは、ステロイド外用薬を自ら中断する割合も高く
調査対象は、2015年4月1日~2016年3月31日の1年間に、同センターのアレルギーセンターを初めて受診したアトピー性皮膚炎の子ども187人(0~19歳)。
アレルギーセンター初診時までの補完代替療法の使用歴や、臨床情報について電子カルテデータを用いて後方視的に調査した。初診時のアトピー性皮膚炎の重症度や保護者のQOL、また初診時までの標準治療の自己中断歴について、補完代替療法の使用歴のない患者グループ(152人)と使用歴のある患者グループ(35人)で、比較検討した。
その結果、小児アトピー性皮膚炎に対する初診までに補完代替療法の使用歴がある患者グループは、ないグループと比較して、より初診時のアトピー性皮膚炎の重症度が高く、保護者のQOLが低いことがわかった。また、補完代替療法の使用歴のある患者グループでは、ないグループと比較して、標準治療(ステロイド外用薬)を自ら中断する割合が高く、患者や家族が標準治療(ステロイド外用薬)や症状悪化の繰り返しに不安を持っていた可能性があった。
【赤嶺コメント】
初診時のことを調べて何になるんだろう?一番問題となる年齢も違うし、人数も大きく違うし、補完代替療法での悪化は年齢が上の方と想定できるし、他人の目が気になる年齢となればストレスも大きくなるし・・・この調査は、まず意味はないと思う。
それより、この時にどんな説明をして、そのような進んでいったか、そしてどの様に変化したのかが重要ですね。ま、ステロイド剤だから、作用強弱の問題と塗布量の問題だけですよね、ステロイド剤継続して克服できる方法を説明したか、ステロイド剤のメカニズムを説明したか、副作用についての説明が出来たか・・・ではないですか?
ステロイド外用剤はアトピー性皮膚炎の標準治療とされているが、ステロイドフォビア(ステロイド外用剤使用に対する不合理な恐怖や不安)はどの患者にも起こりうる身近な問題であり、強いフォビアになると、患者教育には相当な時間が必要となる。これらの思想に至る経緯は適切な医療を受けられなかった経験が根底にあることがほとんどで、ステロイド外用薬を処方する医師の適切な指導が必須と考えられた。
病態や標準治療について、医療従事者が正確で十分な情報を患者・家族へわかりやすく伝えることが大切
今回の研究は後方視的な横断研究のため、補完代替療法の使用で重症度に影響が出たのか、重症度が高いために補完代替療法を使用したのかは明らかでない。アトピー性皮膚炎の重症度やQOLとの関連は明らかになったが、因果関係を結論づけることはできないとしている。
しかし、フォビアを元から作り出さないためにも、アトピー性皮膚炎の病態や標準治療について、医療従事者が正確で十分な情報を患者・家族へわかりやすく伝えること、また患者・家族の標準治療に対する不安や補完代替療法の使用について医療従事者が把握するよう努めることが必要だ、と研究グループは述べている。
【赤嶺コメント】
標準治療についての正確な説明もそうだけど、『どこが問題となっているので今の症状が起きているか、そのためにどうすればよいか』が一番ではないですか?患者さんはそれを望んでいるんじゃないのですか?
その為には、直ぐに患者さんに説明ではなく、このアトピーを本当に解決できる方法を皮膚科医・小児科医に教えて、全国どこの皮膚科・小児科に行こうと改善できる方法を高い税金を使ってもいいから医者教育しましょうよ。その間、患者を診ないのが一番です、見られた患者は厳しい未来を背負うことになりますからね。
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