【Q&A】ANSER対決
多くのアトピーサイトには、商品に対する質問や理論に対する質問が、運営者側で構成された仮想の質問に答える『Q&A』コーナーを設置しています。例の元◎◎大学教授の訪問診療サイトでの『Q&A』は、アトピー性皮膚炎克服から遠ざかる内容のアンサーであり、ステロイド剤治療、いわゆる『標準治療』の問題を浮き彫りにする内容かと思い、当方のアンサーと比較してみました。さて、どちらのアンサーに1票を投じますか?
【Q1】外用薬の使い方の指導というのはどのように行われるのでしょうか?
【T先生アンサー】
初診から数回の診察では、患者様の全身の皮膚を観察し、部位ごとの重症度を説明しながら、わたしが素手で外用薬を全身に塗らせていただきます。初診から数回後の診察からは「この状態の場所にはどの薬を塗るのが適当だと思いますか?」と聞きながら、わたしと患者様で共同で薬を塗るようにします。その後は「今の状態で、どのような薬を選んでそのように塗りますか?」と患者様が外用する様子をチェックしながら、外用指導をしていきます。最終的には、診察時にほぼ外用する必要がない程度にコントロールされているのがベストです。
【赤嶺アンサー】
目的は、対象者の克服ですが、本人は勿論ですが、取り巻く方々すべての方に参加していただき、理論会得されること、各々の役目も分担して、克服に向かって一緒に努力することが重要となり、全員が揃う日にお伺いします。今後のサポートは、主にメールとなりますが、私が対象者の症状と環境から克服の予想をすること、皆さんは、私の理論が本当なのかを確認し、人間性も判断されることが目的です。そして、双方が了解のもとに進むことが、トラブルなく進める条件です。予想通りに行かないこともあるかもしれませんが、根源解決方法なので逆方向に進むことは一切ありません。
【Q2】ステロイド外用薬を使い始めるといつまで続けるのでしょうか?中止できなくなることは無いのでしょうか?
【T先生アンサー】
適切なステロイド外用薬を使用するとおおむね1~3週間で症状は改善し、ステロイド外用薬の使用はいったん中止可能となります。もちろん、慢性的な病気ですので、再燃はありますが、その後は必要時のみの使用で十分なコントロールが可能なように指導させていただきます。
【赤嶺アンサー】
未だにステロイド剤をストップできなくて、困っている成人の方々は300万人超えとなっているようです。中止できなくなることは大いに考えられます。一生80年ンに約1gしか体内産生しないステロイドホルモンを、この先生は約1か月で処方してゆきます。細胞への作用量は100万分の1gといわれます。恐ろしい量が残留し、酸化すれば肝臓や腎臓からの排泄は出来なくなり、痒みを伴って皮膚からの排泄となります。おそらく先生方は、何度か失敗すると『一生の付き合いですね』と他人事のように言い放ちます。
【Q3】ステロイド外用薬の治療でどのくらいの期間でかゆみはコントロールされるのでしょうか?
【T先生アンサー】
患者様の重症度や治療への取り組みによって、かゆみがコントロールされるまでの期間は変わってきます。金沢大学病院時代の患者様は初診後1週後に必ず再診していただくことにしていましたが、適切なステロイド外用薬の使用により、1週間後にはかなりの患者様に信じられないほどにかゆみが良くなったと言っていただきました。
【赤嶺アンサー】
かなり早い時期に緩和されると思います。痒みの発生は、異物を排泄するとき、異物の侵入がある時となっています。その排泄侵入の原因を解決しなければ本当の痒み解決には至りません。一時的に強制処置改善となっても、根源の条件整備できていない体は、確実に侵入排泄となります。腸管での異物侵入阻止、空気中からの異物侵入阻止、肝腎機能の活性処置、自律系の感知機能の整備が必要となります。ステロイド剤での処置ですぐに良くなっても、処置しなければ再発し、処置によって侵入範囲はさらに拡大し、感知度は強くなり、比例して痒み度合いも強くなり、ステロイド剤の強さランクはさらに上昇することになります。そして、肝腎機能が低下すれば、解決には恐ろしい期間が必要となります。だから、ステロイド治療は絶対に危ない。
【Q4】強いランクのステロイド外用薬ではなく、弱いランクのステロイド外用薬で治療したいのですが?
【T先生アンサー】
強いランクのステロイド外用薬を用いて1週間で改善して中止できるのと、弱いランクのステロイド外用薬で4週間かかって改善する、あるいは4週間かかっても十分改善しないとするとどちらが良いと思われますか?治療法の細かい部分については、専門医であるわたしに任せていただきたいと思います。
【赤嶺アンサー】
一生に1gしか産生しないステロイドホルモンなのに、ベリーストロング級のステロイド剤を処方を始めると、余剰成分は肝腎臓で蓄積され、そのオーバーフローによって皮膚へ排泄されます。そのラインはリンパを経由させて排泄となりますので、リンパの密集している部位は浮腫み始めます。この症状が出始めたら、解決には多くの時間を要することになります。年齢・家庭環境によって差はありますが、出来ることならステロイド剤は使用せずに、解決できる方法を模索しましょう。元々、薬なしで体は動くようになっていますので、使用せずに解決する方法は必ずありますし、症状が出て問題となる条件を整備して、少々の症状でも普通通りに生活できる環境を整備しましょう。
【Q5】ステロイド外用薬は副作用の怖い薬と聞きましたが、大丈夫ですか?
【T先生アンサー】
ステロイド外用薬の主な副作用は正常な皮膚に漫然と使用し続けることによって起こる皮膚萎縮(皮膚が薄くなる)と外用部位におけるニキビ、おできなどの皮膚感染症の増加です。それ以外の誤解も広く伝わっているようですが、それらについては訪問診療申し込み前の対面説明の際に解説させていただきます。
【赤嶺アンサー】
怖いですよ、一生の問題にかかわります。どちらにしろ、どこかでストップしなければなりません。その場面は、我慢できないほどの苦しみを多くの方が経験しています。出来ることなら、使用しないに越したことはありません。もし、使用しているのであれば、どこで離脱するか決めて、その間原因となる箇所の整備を行い、克服の出口を決めて前進することです。一度使用すれば、楽にはなりますが、その数倍の苦しみを負うことになるのが普通です。逆に今の苦しみは、この先数倍の喜びともなります。
【Q6】プロトピック軟膏というのはどのような外用薬ですか?
【T先生アンサー】
ステロイドではない外用薬(タクロリムスという成分が主成分)で皮膚萎縮の副作用がないという長所の反面、外用時に刺激感が強いという欠点を持っています。一般に皮膚萎縮が問題となる顔面に使用されることが多いです。刺激感を避けるためには、いったんステロイド外用薬で炎症を沈めてプロトピック軟膏に移行するのがわたしのやり方です。
【赤嶺アンサー】
プロトピック軟膏は、免疫抑制剤です。免疫を抑制するということは、異物が侵入しても阻止しない、変異細胞が発生しても排除しないということになりますね。毒素が侵入してもガン細胞が発生しても作用しなければどうなるのでしょう?厳しい毒素が入れば死を意味しますし、ガン細胞が発生しても阻止しないとなればガン細胞は増殖し後の死を伴う重要疾病となります。異物の侵入阻止時、異物排泄時に『痒み感覚』が発生し、死の条件を止めているのです。生命を守るために痒みが発生します。アトピーの痒みも一緒です、生きるための条件なのです。プロトピック軟膏を使用すると皮膚がんになる方が多いのはこのためです。
【Q7】保湿薬はどのように使われますか?
【T先生アンサー】
保湿薬はあくまで完全にすべすべになった炎症の無い皮膚への再燃予防の薬として使用します。少しカサカサした乾燥肌はアトピー性皮膚炎の初期の炎症からくるものですので、それに合った外用薬を処方します。
【赤嶺アンサー】
基本的には油脂系保湿は使用しません。皮膚常在菌の存在を意識すれば使用することは、改善に向けては逆行することになります。皮膚科医前途は、皮膚常在菌が1平方センチ当たり約100万個生息した時にスベスベのツルツル皮膚となります。保湿剤のPHは中性であり、弱酸性の正常皮膚では、改善から遠のきます。常に保湿剤を使用しなければカサカサ皮膚が続くことになります。保湿剤を処置すれば、風呂に入って洗わなければなりませんので、水分接触は感染条件を作り出し、危険な処置といわざるを得ません。しかし、皮膚科医の一般常識は、保湿ありきですので、なかなか改善へ進まないのです。患者が良くなっては困るのかなと疑いたくなりますよね。
【まとめ】
T先生とは、まったく逆の処置なりますね。その結果日本で類を見ない克服者を輩出しています。はっきり言いますが、標準治療はニセ治療と断定します。アトピー発症の仕組みも知らない、腸内細菌の働きも知らない、皮膚常在菌の存在も知らない、ステロイドホルモンの産生量も知らないで、このアトピーは語れません。だから、回答がちぐはぐで『何言ってるか判りません』となるのです。この考え方が、日本を代表する皮膚科医の考え方となるのです、子供の体を託すわけにはいきませんね。
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